キャンセル料金不払いの客に必ず払わせる方法実録

※当サイトはPRを含んでいます

うちのお客様はとてもいい方が多いので、約20年で料金を払わない方というのはほぼいらっしゃいませんでした。

それが1年ほど前、とてもだらしのないキャンセル連発リピーター客が1人現れてしまいました。その体験談です。

ブラックリストでクレジットカードが作れない人?

この人、最初から挙動がおかしかったのです。

まず、うちの初回予約は先払い限定で受け付けています。ほとんどの方はクレジットカード払いをご利用になりますが、この人は銀行振込希望。カードを使いたくない方はたまにいらっしゃいます。

しかし話しぶりから推測するに、どうやらクレジットカードが作れない属性の方のようでした。本人から直接聞いたわけではないですが、借金を返さなかったか、何らかの支払いを滞納したかでブラックリストにでも載っているのでしょう。

キャンセル料

私個人のデータですが、カード払いより銀行振込を希望する人の方が、申し訳ないけど圧倒的に変な人率が高いです。

で、その初回予約の支払い期限までに入金がなかったのです。

当然「期限までにご入金がないのでキャンセルします」とイヤな気分でメールを送信するも、返事がなく。まあどうせもう来ないでしょ、と思っていました。

ところが、翌日「すいませんスマホが壊れていました!今から入金するので予約通りお願いします!」と。

いやいや、もう期限過ぎてキャンセルしてますからね。

この時はスマホが壊れたというのは一応信用して、イラっと来つつも丁重に次回の予約に変更していただきました。

しかし、スマホ故障も今考えるとウソだったのではないかなと思います。この手のだらしない人は自分が不利になると平気でこういうウソをつきますからね。

案の定、その次も身勝手さを呈してきました。
夜22時に翌日の予約依頼メールが来て、翌日10時に「返事がないんで今日はもういいです」などと送ってくるのです。

そんな急な予約は取っていませんし、営業時間外は返信もしていません。そもそも予約サイトを使わずメールでの直接予約は受けていないのですから相当なマイペースっぷりです。

上記理由で丁重にお断りすると、若干逆切れ気味のメールを送ってきたりしてストレスでした。

無断キャンセルのドタキャン3連発

しばらく来なかったのでさすがにもう懲りただろうと思っていたら、数カ月してまた何回か予約してきました。
うちが気に入らないなら他の同業者がたくさんいるんだから他に行けばいいのに、全く何を考えているのかわからない人です。

その後がまあひどいこと。特定されないように少しフェイクは入れていますが全部実話です。

その1 時間過ぎてドタキャン

なかなか来ないので電話したら「パソコンの調子悪くて、電話番号もわからなくて連絡できませんでした!」とキャンセル。まあウソでしょうね。前日までスマホのメールでやり取りしてるんだからメールできるでしょうが。
この時は事前に振り込まれていたのでキャンセル料回収は問題なし。無断キャンセルは全額没収です。

その2 大遅刻

時間に大幅に遅れて現れるも、まだ料金は貰っていない。
「あー今払います!」とその場で払われたので問題なし。自己都合の遅刻は時間延長もしません。

その3 不払い無断キャンセル

時間すぎても来ないし、料金もまだ払われていない。
電話したら「うあーすいません、今日キャンセルでいいっすか?」と。
さすがに今回はスマホもパソコンも壊れなかったらしいです。
キャンセル料支払い依頼を伝えてモヤッとしながら終了。

この時点でこの人からの予約は受け付けないように予約システムでブロックしました。

いい大人なのですがこんな具合にだいぶ常軌を逸しています。
忘れてるのか寝坊してるのか知りませんが、連絡とった次の日の予約すらすっぽかすのはヤバいです。しかるべき機関を受診されたほうがいいタイプの方かと思います。

無断キャンセル料は必ず払わせるべし

期限を過ぎてもなかなか払わないので、メールで数回連絡しました。

たかが数千円なので手間とストレスを考えたら回収をあきらめたほうがコスパがいいし、私の精神疲労も溜まりません。しかし、代金よりもこういうタイプの人に「キャンセル料は踏み倒せる」という成功体験を与えたくないので絶対容赦しません。

失礼ながら犬と一緒できちんとしつけないと、うち以外でも他でも同じことをやります。

しかし厳しい言葉で「いい加減早く払え!」などと督促すると犬と同じで噛みついてきますから危険です。こちらの住所などを知ってるので逆切れされたら大変なことになります。この手の人には常識は通じません。

催促方法と対応

あくまでも丁重に感情を挟まず、淡々と事務的に対応する必要があります。

「期限を過ぎましたが、現時点でご入金分が確認できておりませんでした。早急にお振込みをお願いいたします。」などあくまでも「お願い」メールから始めるのがよろしいです。

段階別にメールのタイトルに【重要】【至急】【督促】などとつけて送ります。

今回は使いませんでしたが最後は「○月○日までにご入金がない場合、不本意ですがしかるべき措置を取らせていただきます」と書くのも有効です。しかるべき措置という何されるんだかよくわからない文面が恐怖心を与えます。

メールや電話でダメなら次は内容証明郵便になるので、費用と手間がかさむためそれは避けたいところです。

今回は最終的に

「何かご事情がおありなのかもしれませんが、
入金期限を超過しておりますので早急にご入金ください。」

というメールで無事振り込まれました。「お前はおそらく裏事情ありまくりだろうよ」と内心思っていたのは秘密です。

とりあえずこの人は、入金確認してからでないと予約できないようにブロックしたままです。もう利用しないでください、といいたいですが逆切れすると怖いですからね。今のところ長期間音沙汰なしなので消えてくれたことを願います。

ちなみに、キャンセル料規定は弊社の予約時の規約に書いてあります。
提示なしでキャンセル料を請求するのはトラブルの元ですから、必ず事前に同意を得てから予約を受け付けてください。

私はこういう非常識な人と対峙するのが人生で一番のストレスなので、この手の人はもう二度と来ないで欲しいです…。