自営業教室の生徒集客でチラシ配布はキツイし効果薄い

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客商売をする自営業で、集客に全く苦労せず開業した人はあまりいないと思います。

私も、独立して自分で主宰した教室の最初の集客にはかなり苦労しました。当初はネットが使えない方もいると思われるお年寄りをターゲットにしていたので、チラシ戦法から始めました。

ティッシュとチラシを配るのがつらい

駅前でチラシだけ配っても受け取ってもらえないだろうと思い、ポケットティッシュを大量に仕入れて、それに自作のチラシを折りたたんで入れて配りました。

ティッシュなら過半数の人には受け取ってもらえます。特に春は花粉症の人はもらってくれるでしょう。

1回むかついたのが、まだ20代中盤だった私に向かって「おばちゃん、ティッシュちょうだい」と言ってきたはるか年上のおっさんです。

「誰がおばちゃんじゃボケ」と思って、わざと聞こえないふりをして無視して渡しませんでしたけど。私の経費をかけた貴重なティッシュをこんなのに渡したくありません。

ちなみに、街でティッシュ配りをするときは警察に申請して道路使用許可を取る必要があります。私はそんなことすっかり忘れていて配りましたが、交番のおまわりさんの目に入るところで配っていてもなぜかお咎めなしでした。

数日にわたり、一人で3000個くらい配ったところで心が折れて力尽きました。

イメージ。

チラシ配り

その後しばらく待ってみても、問い合わせすら1件も来ずかなりヘコミました。

効果なしかと思っていた約2か月後。1人だけそのチラシを見て入会してくれた方がいました。記念すべき最初の自己集客のお客様です!

この方は長年お付き合いのある生徒様となり、くじけそうだった自営業初心者の私に気力とお金をもたらしてくれた大変ありがたい方です。

チラシのポスティングは怒られるしつらい

ポケットティッシュはお金もかかるし配布にエネルギーを使うので、次はチラシを自らポスティングすることにしました。

ご近所にチラシをまいていくわけですが、やはり効率よく配布できる大型マンションのポストを狙いたくなります。

しかし、マンションではチラシ禁止の所もあります。うっかりそんなところでポスティングをしているのを管理人に見つかり「ちょっと、チラシ入れないで!」と怒られたこともありました。

また、毎日大量にチラシが入ることで辟易している住人もいます。そんな人に出くわした時も「こんなにいっぱい入って困るんだよね!」と、関係ない他社のチラシ分の怒りの矛先まで私に向けられたこともあります。

いずれも謝って帰るしかなく非常にへこみます。そういう日は落ち込んで配布をやめました。私、基本的にアドレナリン少なめの内向的人種なのですぐ心折れます。

こちらは一生懸命時間と労力とお金ををかけて作ったチラシも、ほとんどの人にとっては残念ながらゴミです。自分もポストに入ってくるチラシはほぼ捨てていますから、迷惑がられてもいたし方ありません。

早朝ポスティング配布戦法へ

その後、なるべく人と出くわさないように考えたのが、朝の5時ごろのポスティングです。この時間はすでに新聞が配布されているので、チラシが新聞の上に乗っかり目に留まりやすいという、我ながらナイスな戦法です。

この時、住人がポストを開ける方向にも注意します。開けたときに読める方向でチラシを入れていくのです。

この朝駆け戦法、夜型の私には非常にストレスがたまりましたが、ほとんど人に合わずに3000枚配布を2~3回やれました。ああ泥臭い営業だわ…。

そしてその結果ですが、良くセンミツ(チラシ1000枚配って反応3件)なんて言いますけどうちはそれ以下の反応率でしたね。

しかし、こちらも各回1~2名は長期の生徒さんが来てくれたので、何とかここでも経費回収と自営業モチベーションを維持することができました。

その後は新聞折り込み広告やポスティング業者に配布依頼もしましたが、自分でまくよりも効果なしでした。

特にポスティング業者は全戸配布を指定した地域内の知り合い宅にチラシが入っていなかったこともあり、本当にちゃんと配ってくれたのか疑わしかったです。下請け業者が捨てたりするという悪い噂も聞きますし。

ゴミも増えるし、こんなの↓も辛かったし、最初の数年でチラシ配布はやめました。

電話する チラシをポスティングすると招かれざる変態客の電話も来る