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「セミナー、イベント、サービスの終了時間を延長しない」ことは、私としては時間で仕事をしている人間として重要事項だと思っています。
私、時間に余裕を持って行動するのはちょっと苦手ですが「時間ピッタリ」はなぜか得意です。「ジェイ子先生って時計みたいな人ですよねー」と言われたこともあります。
しかし、他のセミナーに出たりサービスを受けたりした際にタイムスケジュール通りに進まず、時間内に終われなくてずるずる伸ばす主催者や講師が意外といます。
一番内容がひどかったセミナーも延長
今でも忘れられない、金返せレベルのセミナーに過去一度遭遇したことがありました。
Twitter黎明期のはるか昔に、Twitter活用セミナーのようなものを受講したことがあります。
ある夏の暑い日で、私は体調が悪かったのですがせっかく申し込んだので無理して参加しました。
講師はTwitter関係者ではない40歳前後の男性でした。
そのセミナーにアイドルの卵みたいな女の子を連れてきて「まずこの子のTwitterアカウントを作ってみます」というところから始まりました。
「ふむふむ、登録スタートからどうプロモーションして広げていくかの活用を教えてくれるわけね」と思ったのもつかの間、写真を撮ってプロフィール画像に設定して2人でキャッキャしたり、そこから何人もフォローし始め、しょっちゅうフォロワー数を確認し「あっ、また○人増えた!」とか喜んじゃってたりして、時間がどんどん過ぎていったのですよ。
そんな初歩的なことはその日の受講者なら全員やったことがあるレベルですから、役に立つ情報は何も出てきません。「家でやれ」って感じです。皆飽きている雰囲気でした。
結局、事前のレジュメに書いてあった内容は半分も網羅できず、時間も大幅に押して終了しました。
延長した時間中にも役に立つことは何にも出てきませんでした。
冷房はとんでもなくガンガン効いていたのでますます具合が悪くなるし、途中で帰ればよかった、いや申し込まなきゃよかった…と時間とお金を無駄にしたことを激しく後悔しながら帰りました。
スタッフが「このあと講師との懇親会がありまーす!」と呼び掛けていましたが、みな何の役にも立たない内容にうんざりしたのか、仏頂面のまま全員ゾロゾロと帰宅してしまいました。あーあ。
勝手に時間延長するのは無料でもサービスではない
以前収納アドバイザーの方に自宅の整理収納を依頼したことがあります。
モノの要不要の判断などのため、時間中は私もずっと一緒に作業する必要があるサービスでした。
正直、私は整理や片付けが大の苦手なのですよ。
このサービスは1回3時間でしたが、依頼した場所の整理がなかなか進まずに時間が来てしまいました。
私としてはもうその時点で十分片付いてたし、なにより苦手な収納作業をぶっ通し3時間も一緒にやるだけでも心身ともにクタクタになったので「もうお時間ですから終わってください」とお伝えしました。
が、何回か言ってもこの方ちっとも帰らない…。30分も延長して、私ではなくその方の納得いく切りのいいところまでやり続けられました。
料金は3時間分のままだったし、おそらくご本人はサービスのつもりだったのでしょう。
お気持ちはありがたいのですが、苦手なことをやり続けると本当に気力がゼロになるほど疲れ果てます。この方が帰った後、私は即ベッドに伏せって気を失うように寝てしまいました。
そうそう、私がかなりこだわって選んだこのお気に入りのワイングラスホルダーをやめさせて、伏せて平置きさせようとするし…。
次はもうこの人には依頼しないよ…と思ってしまいました。
時間をかけるのがサービスだと思っている?
今まで行った美容室で、カットだけなのに2時間近くも要するところがありました。
その店は途中でごゆるりとティータイムがあったり、頼みもしないのにマッサージしてくれたりと、カット以外の時間が不必要に長いのです。
店主はおそらく「お客様にゆっくりしていってもらうのがおもてなし」だと思っておられるのでしょう。
私はお茶なら家で好きな物を飲むし、マッサージは素人さんにしてもらっても逆効果なのであまりしてもらいたくないのでどちらも不要です。
ついでに美容師さんとの無駄話は苦手なのでおしゃべりもしなくていいです。1回ひどかったのが、何の前触れもなく突然「お子さんおいくつ何ですか?」と聞いてきた美容師ですね。
「独身なんで子供いませんけど…」と言ったら空気が凍り付いたことがあります。彼も疲れていたのに無理に無駄話を振ろうとした結果でしょう。
お茶もマッサージもおしゃべりもいらないから、そんなことより1分でも早くうまくカットしてもらってさっさと帰りたいのです。
というわけで、2時間かかる美容室には1度行ったきりでした。
最近ずっと通っている美容室は技術の高いお兄さんがひとりで経営されています。お茶無し、マッサージ無し、無駄話無しで、黙々と切ってくれます。カット中はスマホで仕事ができ、時間が無駄にならずに非常にいい感じです。
余談ですが、お茶のカップが使い捨てではない美容室はちょっと気を付けた方がいいですよ。
ヘアダイや薬品を洗うのと同じスポンジで、客用のティーカップを洗っている美容室を何件も見たことがあると知り合いの美容師が言ってましたから。
サービス業は時間厳守が基本
開始時間に遅れないのは当然ですが、終了時間もきっちり守るのが時間で仕事をしている自営業の大事な基本です。
遠方からセミナーに来ている人なら、特急や新幹線など電車の指定席や航空券を取っているかもしれません。
私のようにエネルギーを使い果たして、疲れ切ってもう無理な状況の人もいるでしょうし、後に予定を入れている人もいるでしょう。
もしサービスでもどうしても延長する必要があるのなら、まずお客様に「料金は発生しないので○分ほど延長してもよろしいですか?」と尋ねるべきです。
それで双方合意の上での延長ならありだと思います。
もしかしたら人によってはサービスでやってもらえた!と喜ばれるかもしれません。
私は「時は金なり」だと思っているので、無用にお客様の時間を費やす延長はしません。
自分の人生の時間もどんどん無くなっちゃいますよ。