自営業女はセクハラも受けるが何とかかわす

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かつて受けたセクハラまがいの出来事2件です。

どちらもさほど大ごとにならずに沈静化させたので対処法とまではいきませんが、多少なりともフリーランス女子のご参考になればと書いてみました。

セクハラその1 デートすることになりました

20代の頃、しばらく請負で通っていた仕事先がありました。

そこの部のトップの男性、おそらく年は30代後半で、真田広之を小柄にして若干泥臭くした感じのルックスでした。

いつも難しい顔をしながらPCに向かっているけど、表情に反してそんなにバリバリ働いている感じではない人でした。

顔はまあまあイケメンでしたが特にタイプでもないし、何を考えているのかよくわからない雰囲気でどちらかというと苦手な人でしたので、私は必要最小限の事務的な会話しかしませんでした。

そんなある日、帰り際に「お疲れさまでした」と声をかけて帰ろうとしたところ、いつもとちょっと違う様子で声をかけられました。

男「あの、ジェイ子さん、よかったらメール送ってもいいですか?」

J「何のメールですか?」

男「えーと、いやあ、よかったら中身見て考えてもらえれば…」

なんだか歯切れの悪い返事でよくわからないけど、断る理由もないし早く帰りたいので「はあ、いいですよ」と言って帰りました。

で、家に帰るともうその人からメールが届いているではないですか。

謎のメールからセクハラサイトへ

メール内には「ここを見てね」とURLが貼ってありました。

クリックすると、ぺラ1枚のサイトが表示されて「ここを押すと続きが表示されるよ」とだけテキストが書いてあります。

なんだ?と思ってさらにクリックしていくと、

「押してしまったね、もう次のページを見るしか!」

「ここまで見てしまったらもう後戻りできないよ!」

で、最後に

「ついに見てしまったね、ジェイ子さんは僕とデートすることになりましたー!」という、派手なパンパカパーンみたいな装飾のページにたどり着きました。

…あほか。

あの難しい顔をしながら、仕事中にこんなキモイページをシコシコ作っていたのかと思うと脱力でした。

放置しても怖いので、その日のうちに、

「お付き合いしている人がいますので、申し訳ございませんがあなた様とはデートはできかねますのでご了承ください」とビジネスライクに返信しておきました。

速攻で「変なメールしてごめんなさい、わかりました」と返事が来たのは意外でしたが、割と肝っ玉が小さい人のようです。

その後もそこでの仕事が終わるまで特に今までと変化なく対応していたので、大事には至らず収束したのは助かりました。

後で知りましたがこの男、当時すでに既婚者だったそうです。

目つぶし!

セクハラ男

セクハラその2 夢に出てきた

もう1件は30代前半の頃、たまたま知り合いになった同業他社の男でした。こやつは30代半ばで既婚者だというのは最初から分かっていました。

スポーツマン体型でスタイルは良いのですが顔はちょっと残念で、性格がねちっこくて人を見下す発言が多かったので、やはり少々私の苦手なタイプの人でした。

しかし仕事のことでは結構話が合って有意義な会話ができたので、何度か食事や飲みに誘われたのには応じて会っていました。

が、ある日の飲み屋の帰り、エレベーターの中で2人きりになったところで「チューしよー」と突然キスされそうになったのです!

エレベーターセクハラ男

肘鉄でも入れたいところでしたが、一応この場は穏便に「あのー、既婚者には興味ないのでやめてもらえます?」とお断りしてなんとか収めました。

正直に言えば「あんたなんか全くタイプじゃないんだよ、引っ込んでろ!」ですが、うちの事務所の住所も知っているので逆切れされたら怖いからやんわり断るしかありません。

この男、どうもだいぶ空気も読めないようで、やんわりのお断りは効き目が弱いようでした。

その後も「今日、奥さんが実家帰ってるからうち来ない?」などとも誘ってきやがるようなアホでした。

何度かやんわり断り続け、さすがにもう接触もないだろうと思った忘れた頃の朝に、最後のメールが来ました。

「今日、ジェイ子さんが夢に出てきました。

夢の中であなたが泣いていたので、心配になってメールしました。

よかったらお返事いただけませんか?

何かあったらいつでも相談してくださいね。」

って、キモいから!

泣くことなんかなんもなく毎日楽しいわ!あってもお前には言わんわ!

これにはさすがにもう断りメールすら出す気になれず、そのまま無視しました。

その後数か月音沙汰ないので沈静化したものと思いますが、まったく何を考えてるのか恐ろしくなります。

この男はセクハラがなければ仕事上でいい付き合いができたかもしれないのに、いろいろと残念な人でした。

自営業女子の皆様はくれぐれも身に危険のないようお気を付けくださいね。