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私の友人でやり手の経営者が男女1名ずついます。
両社ともものすごくパワフルです。ヘタレ自営業の私には真似できないアグレッシブなことをいろいろとしておられます。
飛んで火にいる営業マン
ここ最近はだいぶ減りましたが、まだ押し売りセールス的に突如インターホンを鳴らす営業マンが事務所に来ることがあります。
私も含め、多くの人にとって飛び込み営業の人というのは迷惑千万な来訪者だと思います。
忙しかろうが、接客中だろうが、電話中だろうが突然アポなしで売り込みに来るのですから。
私はインターホンで「必要ないです」と断ってブチっと切って終了ですが、敏腕経営者は違います。
クモの巣を張って待っているクモのように、飛んできた営業マンを捕らえるのです。
営業マンに逆営業を仕掛ける
飛び込み営業が一通り商品説明を終えたその後。
「わかりました。では代わりにうちの○○を契約してくれたら、御社のそれ買ってもいいですよ」という具合に、逆営業をかけます。
大体はお互いの価格が見合っていないので、営業マンの方が損をする交渉条件となります。
よって、大半の飛び込み営業はそれで
「うっわ、やばい会社に突っ込んじゃった」
と逃げ出すらしいです。
こちらが断って負い目を感じるのではなく、相手に逃げ出させてむしろ優位に立って営業終了するという高度なテクニックです。
そして、なんとごくまれに本当に契約してくれちゃう営業マンもいるというから驚きです!
そこまでしてでも契約ノルマを消化したいがための自爆営業ってやつですかね…。転職した方が幸せかと。
電話営業にも応用できる
敏腕経営者は営業電話がかかってきた時にも、巧みにこの逆営業技を繰り出しているようです。
「おたくの商品の説明聞いてもいいけど、先にうちの商品の説明していいですかね?」などといった具合に。
実際に聞いてもらえることもあれば、「じゃいいです」と向こうから引き下がることもあるとのこと。
電話が大嫌いな私には真似できない匠の技です。
こういった斜め上の方向から営業を撃退できる経営者は、いろんなところで頭の回転が速いので、トラブルなども凡人には思い浮かばないようなアイディアで乗り切っていて感心します。