英会話スクールブリタニカの強引勧誘で入会してすぐ辞めた話

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直接自営業とは関係ない話ですが、過去の恥さらしと勧誘事例をさらして注意喚起をかねてぶっちゃけます。

すでに英会話教室事業を閉鎖しているブリタニカ、かつては大手英会話スクールでした。もっと前はブリタニカ国際大百科事典で有名だった会社です。

閉校の少し前に、キャッチセールスに引っかかった私はその英会話スクールに入会したのです。

書店での勧誘

当時は本屋さんに良く通っていたので、書店の店頭で「抽選会やってまーす」と言ってブリタニカが抽選用紙を配っているのは知っていました。

いつもはスルーしていたものの、その日はなぜかちょっと興味を持って紙をもらってしまったのです。

で、それに当選通知のための連絡先という名目で住所や電話番号の個人情報を書かされる、というキャッチセールスでした。実際は抽選などやっていなかったんじゃないかと思います。

ブリタニカ商法というやつだったらしいです。

後日、書店の店頭に立っていた営業セールスマンの、30歳前後の眼鏡のお兄さんから電話がかかってきました。

「抽選は外れてしまったんですけど、良かったら英会話のレベルチェックが無料でできるのでやってみませんか?」みたいなことを言われたと思います。

初回は書店付近の喫茶店に出向いてきて、雑談交じりにスクールの話をされました。

英語に興味はないかとか、海外旅行好きかとか根掘り葉掘りいろいろと聞かれもしました。

さほど英会話に興味もなかったけど、当時の私は断るのが苦手だったので、ゴリゴリ誘われてスクール体験に出向いてしまいました。

ブリタニカ英会話教室の体験へ

新宿にあった英会話スクールに行くと、サロンで例の営業マンが待ち構えていました。

「じゃあ、先生とフリーカンバセーションしてくださいねー」と個室の教室に通されました。

外国人の先生に「Hello!」と声をかけられ、何か会話を15分ほどしたのを覚えています。レベルチェックって、いきなりマンツーマンでフリートークなの?!と焦って変な汗が出てきました。

英会話講師

私は英語資格は英検3級しか取っていないのですが、この時は大学受験勉強で必死に覚えた英単語もまだ頭に残っていた頃です。それなりにネイティブ先生と会話が成立してしまったようでした。

先生との会話終了後、しばらく待たされてまた別室に通されました。

そして勧誘へ

その別室には例の営業マンと、初登場の上司の男性との2人がいました。

「ジェイ子さんすごいですね!レベルチェックで○クラスですよ!」と、自分が思うよりもかなり上の英語レベルの判定が出たようで、何やら褒め称えてきます。

「いやいや私、そんなに英語話せませんから…」と本心で言うも、「またまたご謙遜を!」と聞いちゃいません。

で、お約束のが始まりましたよ。

「これだけできるなら、もっと自己投資してより英会話力を磨いてみませんか?」「これからの時代、仕事でも英語ができないと幅が狭まるし困りますよね」と。持ち上げた後に恐怖心をあおる(逆パターンも)は勧誘の常とう手段です。

教室システムの説明を受け、提示された受講料は教材込みでうん十万円のビックリ高額料金でした。

「いやー、私お金ないんでこんな金額無理です」と、本当に当時お金がなかったので言ったところ、「お金なんて何とかなるから!」と上司の男に言われました。営業マンも頷いています。

この悪質な無責任発言は今でもはっきり覚えています。ばかなの?何とかなるわけがないだろうが、この悪徳勧誘野郎が!

今の私だったら「へー、何とかなるんだ?ならあなたが払ってくれるんですかー?キヒヒヒ!」くらい言って帰る厚かましいおばちゃんになりましたが、当時はまだ20代の女子。

おっさん2人に長時間個室で押し問答されて、もう早く帰りたいし怖くなってきて、何十回払いだかのローン契約をしてしまいました。

「ブチ切れて帰ればいいのに」と思うと思いますが(私も今ならそう思います)、密室で疲れさせられると正常な思考ができなくなるのが良くわかりました。2対1で勧誘するのも良くあるパターンです。

何回か英会話に通ってギブアップ

その後、入ってしまったからには一応通いましたよ。

が、先に書いた通り、明らかに実力に見合わない上級クラスに入れられた私。

しょっぱな1回目の授業から、先生も生徒4、5人も何言ってるんだか半分以上わからない苦行を強いられます。

全てフリートークなので当然会話にもほとんど参加できません。「ヘイ、ジェイ子もLet’s speak!」みたいなこと言われても、内容がわからないんだから話せるわけもなく。

上級レベルは日本語での質問もできません。

3、4回行ったけど、こんな状況では英語が上達するはずもなく、もう苦痛でしかなくて足が遠のきました。新宿って当時の家から近くなかったし、交通費もかさみます。

例の営業マンは、アフターフォローで「頑張って続けましょうね!」みたいな電話を時々かけてきました。

で、行かない間も順調に毎月毎月1万円以上の料金は引き落とされるわけです。金が無いのにー!!

スクールに頼めばクラスのレベルは下げてもらえたのかもしれません。しかし、そもそも自分から習いたくて入ったわけじゃないし、実生活で英語力が必要なわけでもないのに、無いお金を注ぎ込んでまでブリタニカに通い続ける気は全く無くなりました。

嫌な出来事すぎて、今でもこんな記事が書けるくらい記憶に刻まれたトラウマになりました…。

解約退会した

もう限界だ!と思って、解約手数料負担は覚悟でブリタニカ本部に解約の電話を入れました。

若干イヤそうな感じで残金の清算条件を告げられ、かなりの金額をドブに捨てつつも晴れて退会できました。

手元に残った教材はヤフオクで売って処分しました。

退会した少し後に、例の営業マンから電話がかかってきました。

「ジェイ子さん、何で辞めちゃったんですか?先に一言僕に相談してくれれば良かったのに…」と。

「もうお金なさ過ぎて月謝払えないんでこれ以上無理です」と言いましたけど、「相談したらあなたがお金出してくれるわけ?!金無いって最初に言ったでしょうが!無責任に勧誘しやがってこのやろー!」という怒りの心の声は収めておきました。

彼は歩合制の営業マンだったのでしょうから、退会したら私の分の収入が無くなったのでしょう。

「じゃあ残念ですけど、せっかくのご縁なんでまたの機会によろしくお願いします」と社交辞令満載のあいさつをされて、二度と機会はないまま倒産されましたとさ。

あの営業兄さん、今はもう50歳過ぎてるはずだけど、その後まっとうな仕事に就いたかなあ?

今のご時世はネットで海外の先生にも英会話が習えるから、もう通う英会話スクールもあまり需要無いでしょうね。

このブリタニカ英会話の件と、そのあとの ニュースキンの怪しいネットワークビジネスに見切りをつけて退会した話 が、私の「勧誘に押し切られた二大イタイ案件」です。

これに懲りて、以降は「やんわりバッサリお断りスキル」を徐々に身に着けました。近年、胡散臭い勧誘は全て断って生きてきています。

かつての私は、周りに気を使い過ぎて自分の意見が言えない人でした。

今は、仮に嫌われようが逆切れされようが、イヤな勧誘は「ごめんなさいね、興味(入る気)ないですー」でシャットアウトです。

お金や時間を理由に断るといろいろ反論されますから、己の意志を示すのがベストです。

よく「勧誘に騙される方が悪い」なんて言う人がいますが、絶対に騙す方が悪いんですよ!!ただし、騙されないスキルはつけていかないといけません。

元ブリタニカの営業マンがこんな本も出してますけど、押し売りまがいで断トツに売るとか語られてもねぇ…。