イベント会社からの仕事依頼でブラック案件にヒットした体験談

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個人的な感想ですが、イベント会社経由で来る仕事依頼や講師依頼は、ほぼ不快な思いしかしたことがありません。その体験談です。

連絡方法からしてひどい

弊社は電話番号はサイトに非公開にしているので(参照→サイトからの電話問い合わせをやめたら時間泥棒がいなくなった)、サイトの問い合わせフォームからの連絡に「講師を探しています、急ぎでお返事を!」と書いてくる率が高いです。

返事をせかしてくる時点で地雷確定なので今はお断りしています。

おそらくですが、クライアントの手前必ず下請け人員を確保しないといけないので、そのジャンルの仕事を請け負ってくれそうな人に必死で手あたり次第連絡しているのだと思います。

で、急ぎでと言ったくせにすぐ返事したら「後で連絡します!」と言ったきり音信不通になったことも複数回あります。

これも多分、同業他社に並行して多数連絡しているため、私の他に条件のいい人がいたら私は蹴って放置しているのでしょう。急いでいるだろうと思ってすぐ返信しているのに、かなり失礼な対応です。

また、一度電話番号を伝えるとメールで済むこともすぐに電話で連絡してきます。時間泥棒です。

見積もりした後もひどい

依頼内容の見積もりを提出後「ジェイ子さんにぜひお願いしたいです!」と返事が来た案件でもひどい目に合ったことがあります。

細かい段取りなどを根掘り葉掘りさんざんメールで尋ねられて何度もやり取りした挙句、

「クライアントの意向に合わなかったので、すみませんが今回はお見送りさせていただきます」と返信が来たのです。

「何十通無駄なメールさせてんだ、この時間泥棒が!」とキレそうになったこともありました。

まだ契約書も交わしていなかったし、かろうじてキレずに「残念ですが、今後の御社のご活躍をお祈りしております」みたいな大人の縁切りお祈りメールを出して終わりました。

こういう時のメールには、今後の可能性はほぼない意味の締めくくり文「またの機会がございましたら」すらも書きません。「また」など決してない!しっしっ!

しかしこの担当者、自分に裁量権限がないくせになんで「お願いしたい」とか安易に言うかなあ…。希望だけでそういうこと言うのはやめてほしいです。

上記のようなことが複数のイベント会社経由で何度も起きているので、業界全体の印象が悪いです。皆いい加減体質なのでしょう。

ブラックな仕事

下請けの下請けの下請けブラックイベント案件

一番ひどかった地雷が、

発注者→広告代理店→広告代理店の下請け→イベント会社→私

という順で回ってきた、ショッピングモールでのとあるワークショップイベント講師の仕事です。午前、午後で1日2開催するとのこと。

孫請けどころではなく、間にいろいろな会社が入っています。

これはもう最初の問い合わせから嫌な予感しかしなかったので、見積もり金額もちょっと高めに出しました。

断られると思っていたものの、意外にもすんなり契約されてしまいました。

当日、ショッピングモールに出向き売り場の担当の方にあいさつし、「今日は何人くらい申し込まれてるのですか?」と聞くと、「申し込みはこれからみたいです」と。

へ?

「詳しいことは、広告代理店の方が来てるので聞いていただけますか?」と。

タダでデモして集客させられる

なんと、事前申し込みは行っておらず、当日に館内案内放送をして参加者を集めるとのこと。

私、事前申込制にしてって言ったんですけど? 頼んだ話と違う…。

おまけに、「あの別のイベントに参加した人たちから集客したいので、ジェイ子さん最後にちょっとデモンストレーションやってもらえます?」と来たもんだ。

これ、普通に別料金の作業です。断りたいところでしたが、私の方の参加者がゼロでは困るので渋々デモをやって集客しました。

結果、その参加者や飛び込みで来たお客さんで、1回目の午前のワークショップはまあまあ盛況で事なきを得ました。

入店証を取り上げられる

2回目は3時間後の開催なので、広告代理店からモール入店証を受け取り、ショッピングモールの社員食堂でランチを食べてから休憩していたところ、携帯の着信が。

「広告代理店です、今どちらですか?」と。

社員食堂にいるというと、自分はもう帰るので私の入店証をいったん返して欲しい、と。つまり、私だけ売り場に放り出されるということです。

何なのこの人?

抗議するのも面倒くさいので素直に返し、モール内のカフェで時間をつぶしていました。

そうするとまたまた代理店から着信が。

クレーマー対応もさせられる

「ワークショップに申し込んだのに、さっきのデモを見てないって怒ってるお客さんがいるらしいので、至急戻ってもらえますか?」と。

もう全く何を言ってるんだか意味が解りません。私はタダでデモをやりに来た見世物係じゃないっての。

売り場の人が客にクレームをつけられて困っているようなので一応戻りました。しかし、さすがに売り場の担当者には「私はデモをやる契約にはなっていないので、本当はこれ別料金なのでできないんですよ」と伝えました。

すると「ああ、あの広告代理店さんが勝手に決めたんですね…」と何か察したようで、しきりに詫びられました。

ちなみにその怒っている客は売り場の常連クレーマーだったようです。

なんか最初キーキーうるさかったのですが、適当にデモを見せたらなぜか大変満足したらしく「ワークショップはもういいわ」と2回目は受けずに大人しく帰っていきました。

全く、なんで契約外のデモをやって集客させられた挙句、私がクレーマーの対応までしなくてはいけないんでしょう。イヤな予感のさらに上を行くブラック地雷案件で消耗しました。

イベント会社にクレームメールで終了

事前に頼んだこともいろいろ伝わっていないし、さすがに腹が立ったので、イベント会社には事の顛末をすべてメールに書き「今後同様の案件はお断りさせていただきます」とビシッとクレームを入れておきました。

そのワークショップ終了後の帰り際、売り場の担当者が「先ほどのお詫びに」とモールで買ってきたお菓子をくださったのと、クレーマー1人以外の参加者はみな熱心でいい方ばかりだったのがせめてもの救いでした。

イベント会社からは詫びとともに、契約通り代金は無事振込されて終われました。

この会社からはその後何度か依頼の打診がありましたが、「なるべくメールでご連絡を」と頼んでるのに毎度携帯に電話かけてきます。電話嫌いな私は、面倒くさいしあまり仕事も受けたくないのでほぼ出ておりませんでした。

しまいには以前より安い依頼ばかりになってきたので、今後の依頼は全てご辞退して丁重かつ穏便に縁を切りました。

というわけで、イベント会社経由で仕事の依頼が来たら、あなた様も十分警戒して受注するかどうかお考えくださいね。